「仕事に忙しいビジネスマンに送る、自宅で出来るゴルフレベルアップ術」
~ゴルフができるビジネスマンになろう!~

忙しいビジネスマンは、仕事の後の練習場は疲れてしまうし、まとまった練習時間も取れないことでしょう。何も練習場でボールを打つことだけが練習ではありません。帰宅しての10分、テレビを観ながらのゴルフ用の身体の動かし方のストレッチ、知識や理解を深める勉強も、ボールを打つことと同等以上の効果があります。

この連載では、ゴルフ特有の身体の使い方、仕事の場面で役立つゴルフマナーやスマートなプレーの仕方などをお話していきたいと思います。

第1回「頭でおぼえるゴルフ・ゴルフが上達する考え方」

ゴルフスイングでの身体の動きは他のスポーツにはない特殊な動きです。

また、日常生活の動作からすると、「生活上必要のない動き」の集合体です。

さりげなく自然に見える、滑らかで華やかなスイング動作ほど、「違和感」を感じるものです。

正しいゴルフスイングは、肘や脚、腰など身体の各部位の違和感の集合体と言えるでしょう。

ですから、レッスンを受けても、すぐにはできるようにならないものなのです。

また悪い動きを修正したら、いったん当たらなくなるのが、むしろ正常と考えてください。

前の悪い癖が取れようとしているのですから、当たらなくなったほうが正しい現象と理解すれば、無用な心配やイライラをしなくてすみます。

長いゴルフキャリアや悪い癖で、“それなりに当たってしまっていた”のを、正しい動きで当たるように変わっていきたいものです。

そのためには、少しは辛抱の期間が必要です。

その辛抱の期間を少なくするには、上記のような理解が必要です。

上達過程の理解がないと、違和感のある動きは、どうしても本能的に避けてしまい、ラクな動きで「当ててしまおう」とするのがむしろ正常な感覚とも言えるかもしれません。

ゴルフの動きの違和感とは、生活上不必要な動きと同じようなものなので、嫌がって避けるのが普通だからです。

ゴルフスイングの運動神経系統は、頭(脳)から伝達されますね。

頭で、腕や足などの各部位の動きや役割を理解、納得し、違和感を避けたり嫌がらないで「受け入れるんだ!」と言い聞かせてください。

違和感があって気持ち悪くても、「この動きは必要なんだ!」と強く命令しましょう。

司令塔(頭)が理解・納得して、各部位にスイングを指令すれば、胴体、腕、足の各部位もしだいに違和感を受け入れていくでしょう。

ゴルフで使う身体の各部位の柔軟性を高めるストレッチもやっていくと、違和感の受け入れのスピードが速くなっていきます。

また、ノートに動きのシステム(肘や足の動かし方など)を書いて一覧化して知識や理解を深めたり、クラブを持たないカラダの動きだけのモーションの練習、シャドースイングも効果のある練習です。

上手くスイングできないときは、ボールを打つよりもシャドースイング練習(各部位別の)の方がずっと効果があるものです。

さらに、間を空けない反復練習が必要です。特に苦手な部位の反復体操をしましょう。

反復の回数の目安ですが、人間の感覚は、理解と根拠のある、意図をもった特定の同じ動きを、間を空けずに(48時間以内)3000~10000回繰り返すと、「無意識化」されていくようです。

1日100回として、1ヶ月で3000回です。

「無意識化」とはつまり、考えなくても勝手にイメージ通り動いてくれるわけです。

その部位の関節、筋肉自体に必要な動きが記憶され、条件反射(プログラム化)になってくれます。

プレーヤーが最低限やることは、ボールの位置、正しい構え、こう上げてこう振る、というスイングの知識を頭で理解・整理しておくことなのです。

こうやれば当たるんだ、という根拠があると、各部位は違和感を受け入れて、無意識に動いていきやすい。

これこそが、「頭でおぼえるゴルフ」から「カラダでおぼえるゴルフ」になっていくのです。

一時的な当たらない期間にあせらず、よく理解して慌てず、落ち着いてレッスンを信じて消化していけば、きっと上達していきます。

倶楽部ゴルフジョイ
代表 礎 康之