トータルゴルフフィットネス連載企画「体に無理なくゴルフをしよう!」

第2回「即効!ゴルフトレーニング(股関節トレーニング)」

スキルアップをめざすゴルファーの皆さん!「股関節」ってどこにあるか知っていますか?
「股関節」という言葉を最近よく耳にするようになりましたが、明確な場所や構造を知っている方はほとんどいません。(一般の方はそれが普通ですよね・・・)しかし、大まかでも良いですので、それがイメージできていると、身体の動かし方が変わっていきます。
特にトレーニングでは、関節の動きを理解できていると、トレーニング効果は倍増します。

股関節

股関節は腰の骨と足の骨がつながる部分ですが、別名、球関節とも呼ばれおり関節面が球状であらゆる方向に動かすことが出来ます。それに加えてねじりの動きもできる万能な関節なのです。この優れた関節を使わない手はありません。プロゴルファーのドライバーショットは鍛えられた股関節から生み出され、美しいトップやフィニッシュは柔軟な股関節が可能にしたフォームです。
ゴルフにとって最も重要な関節といって良いでしょう。
股関節は腰のするどい回転力を生み出すスイングパワーの源です。
具体的には、腰の回転力が腹筋・背筋(通称:体幹部といいます)そして両腕へと伝わりながら加速され、最終的にクラブを動かしていきます。
ゆったりとしたきれいなフォームで飛距離の出る方は、股関節が上手に働いているのです。
このゴルフスイングでの股関節の動きは日常の生活ではあまり使われない動きですので、トレーニングの必要が大いにあります。身体は使わない機能はどんどん低下していきますので要注意です。

それでは、さっそくトレーニングを紹介します。さびついてしまった股関節に油をさしスムーズに動かすためのトレーニングです。

サイドランジ

1.両手を腰にあて、まっすぐ立つ。

両手を腰にあて、まっすぐ立つ。

2.右足を真横に踏み出し

右足を真横に踏み出し

3.そのまま腰をおろす(右膝でなく右股関節で体重を受け止める感じ)

そのまま腰をおろす

4.しっかりと右足で地面をけりながら、最初の姿勢にもどる(股関節がねじりながら力を出す感じ)

しっかりと右足で地面をけりながら、最初の姿勢にもどる。

【回数】
左右とも10回ずつ

【POINT】
上半身は胸を張り、背筋を伸ばします。お腹を少しへこますように力を入れて体を安定させます。ゴルフに必要な、軸を安定させるトレーニングにもなります。

このトレーニングによって、ゴルフに重要な股関節に体重をのせてスイングすることが、身体で覚えられます。飛距離アップにも効果大ですので、ぜひトライしてください。

トータルゴルフフィットネス
パーソナルトレーナー
森 弘樹
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