なぜウッドと呼ぶの?ドライバー等の呼び名について

ゴルフクラブはたくさん種類があって覚えるのも大変ですよね。

大きく分けると、
ウッドアイアンパターの3種類に分類されます。
今回はウッドについてのお話です。

ウッドは飛距離を出すためのゴルフクラブ。
現在はステンレス製やチタン製がほとんどですが、もともとはモクセイ科の硬い木で作られたことから始まり、1890年代ごろからはパーシモンという柿の木の一種で作っていました。パーシモンは比較的手に入れやすく、割れにくかったため使われたようです。
ですが、ゴルフ人気も高まり、材料が不足するようになりはじめた1980年代はじめ、プロゴルファーがステンレス製のウッドを使用したトーナメントで優勝したことをきっかけに木製から金属製へと変わりました。木製で作られていた名残で「ウッド」と呼ばれています。

ウッドは1番から5番までに名称があり

1番ウッド ドライバー Driver
2番ウッド ブラッシー Brashie
3番ウッド スプーン Spoon
4番ウッド バフィー Baffy
5番ウッド クリーク Cleek

6番ウッド以降はそのまま○番ウッドやショートウッドと呼ばれることもあります。

2番ウッド以下はフェアウェイウッドとも呼ばれます。

ティーを立てなくても打てるクラブだからです。

1番ウッドのドライバーは一番飛距離がだせるゴルフクラブで
drive=運ぶ」からきています。

2番ウッドのブラッシーは最近では見かけなくなりましたが
ソールに「brass=真鍮(ブラス)」をはめ込んで作られていたためそう呼ばれています。

3番ウッドのスプーンは
もともと形が食器のスプーンに似ていたためそう呼ばれるようになりました。

4番ウッドのバフィは
スコットランド語の地面を打つという意味の「baff」説、スコットランド語の芝生を擦るという意味の「sclaff」が、平手で打つという意味もあり、英語でおなじ意味である「buff」から変化した説などがあります。

5番ウッドのクリークは鍋をかける鉤(かぎ)に似た形や金属音が鍵をかける際の音「click」に似ていることからそう呼ばれるようになったようです。

今回はウッドについての雑学でした。