ゴルフのハンデってどう決めているの?

ゴルフコンペに参加したことありますか?そこで耳にしたこともあるかもしれませんが、ハンデキャップとは初心者~上級者でも優勝するチャンスを得ることができるよう設けられています。

日本ゴルフ協会公式HPにも
『ハンディキャップの目的は、技量の異なるプレーヤー同士が公平な基準で競い合えるようにすることにより、ゴルフをより楽しめるようにすることです。』
と書かれています。

では、そのハンデキャップ(以後ハンデ)はどのように決められてるかご存知ですか?

ハンデは2種類あります。
●オフィシャルハンデ
●プライベートハンデ

オフィシャルハンデとは日本ゴルフ協会の規定により算出された公式のハンデです。正式名称は「JGA/USGAハンディキャップインデックス」。取得すると公式戦への出場も可能になります。

オフィシャルハンディキャップは公平に試合を楽しむためだけでなく、自分の実力を計るバロメーターにもなります。

ハンデの数字が小さくなるほどに、実力が上がっているという1つの指標になります。

オフィシャルハンデを得る方法は、
①規定のゴルフ団体または組織に所属する。
②コースレーディング(難易度)が設定されているゴルフ場でラウンドしたスコアカードを5枚所属団体へ提出する。
③提出の翌月に「JGA/USGAハンデキャップインデックス証明書」が発行される。

ちなみにハンデが1桁の方をシングルプレーヤーと呼び、大体のスコアが85くらいなのでかなりの上級者です。
ほかにもハンデにまつわる呼び名は、
スクラッチプレーヤー・・・ハンデ0
ボギーゴルファー・・・男性ならハンデ20程度、女性なら24程度
プラスハンデ・・・スクラッチを上回るハンデ
などがあります。

取得後ハンデは毎月更新されます。査定対象は直近10ラウンド分のスコアです。ラウンドしたら毎回提出する必要があります。スコアの提出がない時はハンデはそのままです。
オフィシャルハンディキャップはゴルフ場の会員権を持っていなくても、JGAの個人会員になることで取得することができます。
http://www.jga.or.jp/jga/html/about_jga/members_kojin.html

一方、プライベートハンデは、主にゴルフコンペなどでこちらのハンデを利用することになります。
オフィシャルハンデを持っていないプレーヤーにその日だけハンデを設定します。
計算方法はいくつかあります。

●ペリア方式
6つの隠しホール(18ホールの中から任意で選定。競技者には知らされない)の合計打数をもとに計算。計算式は、
(隠しホールの合計打数✖️3-72)✖️0.8
となります。
隠しホールが少ない分、運の要素が強くなります。
例えば同じスコアだった場合、たまたま隠しホールで多い打数になった人は、その分ハンデも多くなります。

●新ペリア(ダブルペリア)方式
ペリア方式とほぼ同じですが、隠しホールが12になります。計算式は
(隠しホールの合計打数✖️1.5-72)✖️0.8
となります。

●新新ペリア方式
実力差が埋まりにくい新ペリア方式と運の要素が強かったペリア方式の中間を取ったような方式です。
隠しホールはペリア方式と新ペリア方式の間を取って9。計算式は
(隠しホールの合計打数✖️2-72)✖️0.8

ハンデがあるおかげで、実力に差があっても楽しむことが出来ます。
ただし、ハンデの上限も設けないととんでもないハンデにより優勝してしまう…ということもあるので要注意です。

(A.M)

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