ゴルフコースの設計者、C.H.アリソン

米国ゴルフマガジン誌が、2年に1度、『世界ゴルフ100選』を発表します。2020年~2021年版は昨年発表されました。

日本のコースは100位以内に2つのゴルフ場が入っています。

まず一つ目は、関西の名門である廣野ゴルフ倶楽部が39位に入りました。

廣野ゴルフ倶楽部の開場は昭和7年。
デザインはチャールズ・ヒュー・アリソン(C.H.アリソン)です。

イギリスの設計家C.H.アリソンの来日は一度のみ。
東京ゴルフ倶楽部の招聘により1930年(昭和5年)来日。わずか10日で朝霞コースの設計図を書き上げたそうです。
その約2か月半の日本滞在中、

・東京ゴルフ倶楽部朝霞コース(埼玉県朝霞市、1932年開場、現存せず)
・藤沢カントリー倶楽部(神奈川県藤沢市、現存せず)
・川奈ホテル富士コース(静岡県伊東市、1936年開場)
・廣野ゴルフ倶楽部(兵庫県三木市、1932年開場)
の設計、

・霞ヶ関カンツリー倶楽部(埼玉県川越市)東コース
・鳴尾ゴルフ倶楽部(兵庫県川西市)
・茨木カンツリー倶楽部(大阪府茨木市)現東コース
の監修や改造にも関わりました。

C.H.アリソンの来日によるコース設計や改修は、日本のコース設計士に大きな影響を与えました。

ちなみに、あごが高くて深く、一度落とすと脱出が困難な『アリソンバンカー』を考案したのもC.H.アリソンです。

そして『世界ゴルフ100選』でゴルフコース二つ目の56位に選出された川奈ホテルゴルフコース富士コースもC.H.アリソンが手掛けたんですよ!!

(A.M)

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