ティーイングエリアのルール

以前はティーグラウンドと呼ばれていたホールのスタート地点です。2019年のルール改正よりティーイングエリアとなりました。ティーイングエリアはティーマーカーによって結ばれたラインから2クラブレングス以内の範囲内で、その範囲内からショットしプレー開始となります。

このティーイングエリアは1つだけではありません。
色分けにより対象者が分けられ、スタート地点が違います。
基本的には4色に分かれています。

呼び方距離対象
レディースティー短い女性
レギュラーティー標準男性
バックティー長い競技
フルバックティー最長競技

この基本となる4色以外にもグリーンやゴールドなど、シニア用、グランドシニア用と分けているゴルフ場もあります。

なかでも、バックティーとも呼ばれる青ティーは、そのゴルフ場の競技などで使用されます。そのため飛距離はレギュラーティーと比較しても長くなります。
こちらは競技で使われるのが主となるため、勝手に青ティーを使ってはいけません。
必ずプレー前にゴルフ場へと確認と取ってからやるようにしましょう。実力が伴っていないと判断されれば青ティーは使わせてもらえません。もちろん黒ティーも青ティーと同様です。

また、ティーイングエリアでの注意事項もいくつかあります。

ティーイングエリアの外にある球を打った場合は
2打罰を加えられ、あらためてティーイングエリア内よりプレーしなくてはならないので注意が必要です。ただし、球の一部でもティーイングエリア内に入っていれば大丈夫です。

また、ティーマーカーを動かすこともいけません。
スタンスの邪魔になるからとティーマーカーを動かしてしまった、なんてことがあったら2打罰になります。

球を乗せるティーにも規定があります。

ティーは4インチ(101.6mm)以下でなければならず、球の動きに影響を及ぼすものや、プレーの方向を示すことができる形状のものを使用することはできません。規則違反のティーを使用した場合、最初の違反は2罰打、2回目の違反は失格となります。

ティーイングエリアでのマナーやプレーヤーへの配慮をしっかり意識してゴルフプレーを楽しんでくださいね。

(A.M)

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