オリンピックのゴルフ競技

記憶に新しい東京2020オリンピック。
2016年に行われたリオデジャネイロオリンピックよりゴルフがオリンピック競技として復活しました。

では、2016年以前はいつ行われていたのでしょうか。最後にゴルフがオリンピック競技として採用されたのが1904年、実に116年ぶりの開催でした。

そもそもオリンピック競技にゴルフが採用されたのは1900年パリで開催されたオリンピック。
フランス、イギリス、ギリシャ、アメリカの4か国から男女計22名が参加。
この大会では個人戦のみ行われました。女子の金メダリストはアメリカのマーガレット・アボット選手ですが、なんと彼女は母親と同時競技出場だったそうです。

それから4年後の1904年のセントルイスオリンピックでは男子個人戦と男子団体戦のみ行われました。参加人数は77名に増えたものの、74人がアメリカ人、3名がカナダ人でした。団体戦は1チーム10名で行われるものだったのもあり参加した3チームは全てアメリカ国内の地域選抜でした。よってメダルはアメリカが独占。個人戦はストローク戦(決められたホール数の総打数によって順位を決定し、最も打数の少ない者を優勝者とする。)の予選により決勝に進む32名を選出。32名中カナダ人の決勝進出者はたった1名でしたが、金メダルを獲得したのはそのカナダ人のジョージ・リヨン選手でした。

この大会でのゴルフ競技は国際的な結果ではなかったこともあり、2016年までオリンピックでゴルフ競技は行われませんでした。

次回2024年のオリンピックの開催はパリ。初めてオリンピック競技にゴルフが採用された舞台に124年ぶりに戻ってきます。楽しみですね!

(A.M)

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