グリーン上の大きく深いピッチマーク

ピッチマークとは、ボールがグリーンに落下した際にできる窪みのことで、ボールマークとも呼ばれます。

ボールマーカー(グリーン上で自分のボールを拾い上げる際置く目印)と名前が似ていますが、全く違います。

ピッチマークが深くなってしまうのは柔らかいグリーンで、コンパクションでいえば、10以下です。
できてしまった窪みは基本的にプレイヤー自身が直さなくてはいけません。
これはルールに明記されていませんが、ゴルファーとしてのマナーです。

ピッチマークを直す際に使用するのはグリーンフォークと呼ばれる道具で、窪みの一番盛り上がったところのすぐ後ろに斜めにさしこみます。
刺すだけでも盛り上がりはだいぶなおります。窪みが大きければ穴の中心に向かって押します。
この作業を様々な方向から寄せるようにして窪みを直すのですが、
この時に窪んだ部分を救い上げるような直し方は絶対にしないように!
救い上げるように修復してしまうと、芝の根が切れてしまい、枯れてしまいます。
フォークで直した跡はパターのソール部でトントンとならしましょう。これでだいぶ平らになります。

もしピッチマークがすぐに修復されれば回復にはたった一日で済みますが、一時間何もしないで放置しているとその傷は回復するまでに15日もかかるといわれています。

一度芝が死んでしまうと再生に1~2ヶ月もかかるといいます。

グリーンオンしたことに興奮して忘れてしまいがちですが、自分でつけたピッチマークや、そのままになっている他人がつけたピッチマークをさり気なく直してくださいね。

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