ゴルフ肘

ゴルフ肘と聞いたことがあると思います。
その名の通りスポーツが起因となりますが、実は家事などが原因でなることも多いそうです。
正式には「上腕骨内側上顆炎」(じょうわんこつないそくじょうかえん)と呼ばれ、肘から前腕部をつなぐ筋肉の腱の炎症で、主に肘の内側の痛みです。
ゴルフに限らず、テニスや野球など、投げたりスイングしたり、要はこれは手首から肘の内側の筋肉に強い負荷がかかるために起こります。
最近では特にスマホの使い過ぎや、コロナ禍による在宅ワークの影響が大きいようです。例えば、テーブルと椅子の高さが合わないなどの環境が原因となり無理な姿勢で行う作業が増えることによって、手首など腕への負担も増しているそうです。

自然に治ることはほとんどなく、早めの施術と安静が肝心です。
医療機関を受診したくてもお休みなどで診てもらえない場合は、困ったときの応急処置として「RICE」を覚えておきましょう。
Rest(安静)とにかく手や腕を休める
Ice(冷却)患部をアイシングなどで冷やす
Compression(圧迫)患部を圧迫する
Elevation(挙上)患部を心臓よりも高い位置にする

今、痛みはなくても肘に負担がかかる作業で無理を続ければ将来的にゴルフ肘になってしまう可能性はあります。
そうならないためにも日ごろからストレッチを心がけましょう。
腕を、手のひらを上に向けて前に出し、肘を伸ばします。
そのまま指先を下に向けるよう手首を反るように曲げます。下に向けた指先を反対の手で手前に引っ張り、痛気持ちいいくらいで15秒伸ばします。
これを一日3セットを目安に行いましょう。効果を上げるポイントは一回の数を多くするのではなく、毎日続けることです!

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