バンカーの歴史

みなさん、バンカーは好きですか?上級者でバンカーが好きなゴルファーがたまにいらっしゃるようですが、好きじゃない人多いですよね。
せっかく打ったショットがバンカーに入ってしまえば、抜け出すのに一苦労。憂鬱な気分になってしまいます。

そもそも、バンカーっていつごろからゴルフコースに導入されたのでしょうか。
バンカーの歴史は意外と古くからあるのですが、そもそもは今のような砂地ではなかったようです。
最初のゴルフコースが『リンクスランド』と呼ばれるスコットランド海岸線の砂丘地帯につくられました。
リンクスランドは家畜の羊やうさぎの好きなフェスキュー、ライグラス、ベント、ポアナなど数多くの種類の芝草がたくさん生えています。この美味しい芝を食べに来た羊を休ませるため、風の強さゆえに自然発生したくぼみ等を利用したようです。
このリンクスランドはこのリンクスランドは砂が多い土壌に加え、強く吹き荒れる風のため、高い木が生育しないのがこのリンクスランドの特徴。もともとのバンカーは自然発生由来のものや、動物が掘った穴などだったことがわかります。

バンカーという名の由来は16世紀のスコットランド語の ”bonkar”(ボンカール) です。当時スコットランドでは、石炭貯蔵をするための保管庫として利用した場所のことでした。羊の風避けのための穴もバンカーと呼ぶようになり、戦争で使う塹壕もバンカーと呼ぶようになりました。英語化されて“Banker”となって、“Bunker”になりました。

なお、「ガードバンカー」「フェアウェイバンカー」「サイドバンカー」「クロスバンカー」等、色々なバンカーがありますよね。でも、この様々なバンカー表現は日本人ゴルファーの感性が生んだものだそうです。本場では専門家以外は「バンカー」は「バンカー」で、区別などしないのが普通なのだとか。なんだか、ちょっとバンカーっておもしろいかもと思ったのでした。

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