ゴルフクラブのグリップはシャフトに接着された持ち手部分のこと。スイングする際クラブが手から滑ったり、ズレたりしてしまわないようしっかりと握るためにあります。
グリップは身体との唯一の接点です。
グリップの素材・硬さ・太さ・重さなどによって、グリップの握り心地や振り心地が変わるのでとても重要な道具でもあると言えます。
そもそもグリップの重さは基本重量が50gなのですがクラブ設計により純正のグリップでも20g前後のものから80g台のものまであります。
また、太さは、コラム「グリップの太さ」 でも触れているので参考にしてください。
さて、本題ですが、いま太くて重いグリップがブームのようです。
太めのグリップのメリットは、グリップが太いほうがスイング時に手首を使いにくくなります。
手首が使いにくくなるということは、引っかけなどのミスを防ぎやすいという点があります。
普通は太さの調整は、クラフトマンがグリップの下巻きテープを3重、4重にするなどして調整していました。
ですが、最近はグリップ自体を太くした商品も多くなってきているようです。
重さに関しては手元側を重くすることによってゴルフクラブ自体が軽く感じます。
総重量が同じ場合、先端側が重いものは振ったときに重く感じ、手元側が重いものは軽く感じます。
ゴルフクラブを逆さに持って振ってみてください、軽く感じることからこれを体感できるのではないでしょうか。
カウンターバランスで相対的に手元側を重くすると、クラブを軽く感じ出て速く振れるという効果があるのです。
とはいえ、メリットばかりではないので、重くて太いグリップにいきなり交換するのではなくて専門家に相談して採用してみるかどうか決めてみましょう。